こんにちは!
篠崎駅と瑞江駅のちょうど真ん中にある、個別指導plus1の小山です!
<大晦日>
もともと晦日とは、月の最後の日のこと。
読みには、「みそか」「つごもり」「かいじつ」があります。
つごもりは、陰暦では月が隠れる頃が月末にあたることから、「つきごもり(月隠)」が音変化したもの。更に音変化して「つもごり」ともいいます。
というのも月の満ち欠けによって暦が決められていた旧暦では、
1日は新月、15日は満月の日であり、
満月を境に月末に向かって月はだんだんと欠けて見えなくなっていきます。
そうすると月の最後の日は月がこもってしまうことから、月ごもりが晦(つごもり)となり、12月の最終日を大晦(おおつごもり)と呼ぶようになったと言われています。
古文を勉強している人は、聞いたことあるでしょう
徒然草 一九
「つごもりの夜、いたう暗きに、松どもともして・・・・・」
みそかは、月の30番目の日(三十日)の意味です。
実際の日付に関係なく、月の最終日を表すため、
31日まである月は30日ではなく31日を「みそか」と言います。
かいじつは、「晦日」の音読み。「晦」の字は、月が隠れることを表している。
大晦日とは、12月31日のことになります。
(やはり暦に関するものは
天体の動きに関連しているのですね)
一年の最後の月の最終日であることから、
特別に「大」をつけて「大晦日」となったといわれています。
晦日を「みそか」や「つごもり」と読むのは、和語を当てた読みで、
漢字本来の音読みからすれば「かいじつ」ですが、
大晦日は「おおみそか」か「おおつごもり」としか読まず、
「おおかいじつ」や「だいかいじつ」とは読むことはないです。
<年越しそば>
なぜ大晦日に年越しそばなのでしょうか。『蕎麦事典』を調べるといろいろな
由来がありそうです。
- 鎌倉時代に博多の承天寺で年を越せない貧しい人たちに
そば餅を振る舞ったところ翌年から運が向いてきたことから
年越しそばがはじまった。
- 室町時代に増淵民部という長者がいて、
大晦日に無事息災を祝い
「世の中にめでたいものは蕎麦の種花咲みのりみかどおさまる」と歌い
そばがきを食べたのが年越しそばの始まりともいわれています。
(真実かはわかりません)
- そばが細長いので、長く細く生きられるように願って年越しに蕎麦を食べた。
(これは有名ですね。)
- そばは、切れやすいので一年のいやなことは切り捨てたいと思い年越しに蕎麦を食べた
(逆説的な考え方ですね)
- ソバという植物は、風で倒れてもすぐ起き上がるので、
そのたくましさにあやかって年越しに蕎麦を食べるようになった。
ところで博多の承天寺(福岡市)は、
鎌倉時代(12世紀末から14世紀初め)にこの寺の弁円というお坊さんが、
そばとうどんを中国から日本に伝えたという言い伝えがあり
「饂飩蕎麦発祥之地(うどんそばはっしょうのち)」の石碑があります。
(先日テレビでもやってました)
しかし、そばの発祥は、1574年(16世紀終わり)の木曽の定勝寺の記録に登場したのが最古といわれています。 ということは間違ってるのかも・・・・・
さらに年越蕎麦は節分だった?
『蕎麦事典』によると、本来「年越しそば」というのは
節分に食べるそばの事をさしていたようです。
節分に年越しそば??
というのも旧暦だと節分と元日の間は、数日しかありません。
昔は節分も年末年始の行事の1つだったことを考えると、
なるほどと思えるところも・・・・
<これまた不思議 毎月たべる晦日そば>
年越しそばに似た言葉に、
晦日(みそか)そばというのがあります。
江戸時代には、毎月の晦日にそばを食べる習慣があったのです。
もともとは、商家で、月末は集金や棚卸しでいそがしかったので、
出前をとって使用人の労をねぎらったということが始まりだったようで、
そばだと出前をたのめる
そして安価な食べ物。
明治になって、毎月の末日を晦日という言い方が消えていき、
ついに年末の大晦日だけになってしまって、
そばを食べる晦日も、年末の大晦日だけになってしまいました。
それが現代の年越しそばに受け継がれているのですね。
さて今年もあと数時間。
受験生は大晦日も正月もとにかく勉強を続けてください。
中学受験(千葉まで20日ありません・東京まで1か月)
高校受験(単願まで20日ありません・都立推薦まで27日
一般まで2か月切りました)
大学受験(センターまで2週間です。
一般まで1か月切り始めてる大学も)
今年をふりかえり、反省もしながら、来年2017年の抱負を
考えて、いい一年にしましょう。
P1南篠崎教室、今年も1年ありがとうございました。
在籍する生徒と保護者の方々、講師のみなさん
2017年もよろしくお願いします。
よい年をお互い迎えましょう。
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