今回は、「慶応大学文学部 自主応募制による推薦入学者選考の対策はどうやったらいいの?」という声にお答えいたします!!
◆ まず、過去問を入手する
まず、どんな問題が出題されるのか確認しましょう!
慶応大学が直接過去問を配布しています。以下が、その案内のコピペです。
「ご希望の方に過去問題を無料で配布しています。郵送希望の場合は、送料として「250円分の切手」と「宛先を記入した名刺大の紙片」、「連絡先(電話番号等)を記入したメモ」を同封し、「文学部自主応募制による推薦入学過去問題希望」と明記のうえ、以下の過去問題請求先までご請求ください。
<過去問題請求先>
〒108-8799 東京都港区 日本郵便株式会社高輪郵便局 私書箱29号 慶應義塾大学入学センター
<問い合わせ先>
慶應義塾大学入学センター TEL 03-5427-1566 (土・日・祝日を除く、8:30~17:00)」
そうすると、総合考査Ⅰ・Ⅱがあることがわかります。
総合考査Ⅰは、「小論文形式を採り、各種資料に対する理解力、文章構成・表現力、分析力等を総合的な視点から考査します。 時間は120分です。」
総合考査Ⅱは、「与えられたテーマについての記述を評価します。 時間は60分です。」
という内容です。
でも、これだけではよくわかりません。具体的には、どういう問題なのでしょう?
総合考査Ⅰは、設問が4つあり、1問目はいわゆる要約問題的な問題で、2問目は自分の意見を書くものです。両方とも240から300字以内です。
設問3,4は和文英訳です。
さらに、総合考査Ⅱは、比較的短い文(1行40字程度が8行ほど)があり、それについて320字から400字で論ぜよという内容です。
このように過去問を見ると、単なる小論文ではありません。
① 小論文対策
② 要約対策
③ 英文和訳対策
の3つが必要であることがわかります。
では、それぞれについて、武田塾的対策を述べてみます。
① 小論文対策
・ 吉岡のなるほど小論文講義10
この参考書では小論文の書き方を学習していく。
この参考書に入る段階では、まだ解答を自力でしっかり書ける段階ではないので、まずは小論文としての形になるように書くことを意識してする。
テーマに沿って自分なりに書いた後は解説をしっかり読んで解答の書き直しを行う。1週間の中で新しい問題を2題、書き直しを2台のペースでこなすのが理想。
・ 吉岡のなるほど頻出小論文16
頻出テーマを扱った問題集、文系、理系、AOなど様々な問題が載っているので、自分が必要な部分だけを解く。
・ 小論文の完全ネタ本 キーワード集(人文・教育系)編
この参考書では、各志望校の小論文の内容に合わせて必要な知識を入れていくためのネタ本である。ただネタの説明があるだけでなく、小論文として使いやすいように構成されているので、小論文の知識本として最適。小論文の勉強をする際には必ず併用しておくことが望ましい。
② 要約対策
・ 現代文キーワード読解
キーワードを覚えつつ、そのキーワードがててくる文章を読み、知っている文章を増やすための参考書。
・ 現代文と格闘する
小論文用のテキストではないが、要約文が載っていることと、文章の難易度が高いことから、慶應文学部自主推薦試験を受ける生徒は是非とも要約してもらいたい。小説は要約しなくて良い。字数は、実際の試験の字数に合わせて書いていこう。
・ 現代文読解力の開発講座
「現代文と格闘する」の文章では難しすぎるという人はこちらから。文章が短いので、100字要約で構わない。内容についての解説もしっかりと読んでいく。
③ 英文和訳対策
・ 大学入試 英作文 ハイパートレーニング 和文英訳編
この参考書は二種類の使い方を同時並行で行う。一つはLessonで書き方を学び、実際に練習をしていく。Lessonは初見で解くのは難しいため、最終的に自力で書けるようにする。志望校が自由英作文だけが出る場合でも和文英訳はこなしておくこと。
LESSONだけでは文章数が足りないため、語法文例とテーマ別文例を用いて、例文暗記を行う。英作文を書く上での素材となる文章なので、うろ覚えにせずしっかり定着させること。
・ 最難関大への英作文 書き方のストラテジー
一通り英作文の学習を終えたうえで、仕上げとして使用する参考書。扱っている問題は過去問が中心で難易度が高い。そのため、気になるところだけやればよい。自由英作文など、必要のないところは解かなくてよい。
■個別指導Plus1南篠崎教室
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